閉鎖性水域の現状

近年における我が国の水質汚濁の状況をみると、特に後背地に大きな汚濁源を有する内湾、内海、湖沼等の閉鎖性水域は、他の水域に比較して環境基準の達成率が依然として低い。これに加えて、窒素、燐等を含む物質が流入し、いわゆる富栄養化の進行がみられる。
これら閉鎖性水域における平成9年度の環境基準の達成率をCODでみると、東京湾63%、伊勢湾44%、瀬戸内海75%と、依然として低い状況である。また、湖沼は41%と特に低い状況にある。
また、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海等では赤潮が多数発生しており、東京湾等では青潮の発生もみられる。湖沼についてもアオコや淡水赤潮の発生がみられるものが少なくない。このような状況に対処するため、閉鎖的水域の水質保全対策の一層の推進を図る必要がある。


河川及び水道水源水域

図1 主要河川の水質汚濁状況(平成8年度)

湖沼(指定湖沼の水質状況)

図2 主要湖沼・内湾の水質汚濁状況(平成8年度)

閉鎖性海域

図3 指定水域及び指定地域

図4 総量規制3海域における発生源別発生負荷量(COD)の推移と削除目標量(単位:トン/日)

図5 三海域の環境基準(COD)達成率の推移