水に関する環境管理技術研修
総合的水環境管理技術研修(ILEC研修)
国際エメックスセンターでは、普及啓発・人材育成事業の1つとして、発展途上国における沿岸海域の環境保護を推進する人材の育成に貢献することを目的としています。その一環として、2016年度以降、公益財団法人国際湖沼環境委員会(ILEC)から委託を受け、同委員会が受託したJICA研修「統合的流域管理による水資源の持続可能な利用と保全研修」のうち2日間、沿岸域管理について講義とフィールドトリップを行っています。
年度 | 参加国および参加人数 |
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2019年度 | 6ヶ国9名(バングラデシュ:2、ブラジル;2、ミャンマー:2、インドネシア:1、パナマ:1、北マケドニア:1) |
2018年度 | 7ヶ国10名(イラク:2、インド:2、スーダン:2、ウガンダ:1、エジプト:1、エチオピア:1、ミャンマー:1) |
2017年度 | 10ヶ国10名(アルバニア、エジプト、エチオピア、インド、イラク、マリ、メキシコ、ミャンマー、スーダン、ウガンダ) |
2016年度 | 10ヶ国9名(ウガンダ:2、アルバニア:1、エジプト:1、インド:1、イラク:1、メキシコ:1、ミャンマー:1) |
ILEC研修写真
閉鎖性海域の環境管理技術研修(JICA研修)
国際エメックスセンターでは,普及啓発・人材育成事業の1つとして,発展途上国における沿岸海域の環境保護を推進する人材の育成に貢献することを目的として,JICA(独立行政法人国際協力機構)からの委託を受け,1990年度から以下の研修を実施しています。
2010年度~2012年度 | 沿岸域・内湾およびその集水域における統合的水環境管理コース |
2000年度~2009年度 | 閉鎖性海域の水環境管理技術コース |
1990年度~1999年度 | 閉鎖性海域の環境管理技術コース |
研修の背景と目的
本研修は,閉鎖性海域や沿岸域およびその集水域における環境管理に従事する中堅行政担当官や技術者を対象としています。高度経済成長期(1960~1970年代)に深刻な環境汚染を経験した瀬戸内海などの閉鎖性海域での環境改善の取り組み,環境管理計画の策定,規制の手法,排水処理等についての学習を通して,将来の指導的役割を担う人材を育成し,開発途上国の水環境保全に貢献することをめざしています。
研修内容と方法
研修では,主に大学教授や行政機関の職員が講師を務め,閉鎖性海域や沿岸域およびその集水域における環境管理,環境政策,水質汚濁,排水・廃棄物処理,干潟の保全・再生や里海づくり等に関する講義と,試料採取法や分析技術等の実習を行います。さらに,地方行政機関,研究機関,大学,民間企業等の支援と協力を得て,研究施設、排水・廃棄物処理施設,環境教育など環境に関する現場の視察も行います。
研修人数の実績
年度 | 参加人数 | 国別内訳 |
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平成 24年度 | 11人(中国:2、キューバ:2、エジプト:2、イラン:2、その他各1) | 中国、キューバ、エジプト、グルジア、イラン、トルコ、マーシャル諸島 |
平成 23年度 | 10人(エジプト:5、グルジア:2、その他各1) | エジプト、グルジア、中国、イラン、トルコ |
平成 22年度 | 7人(エジプト:2、イラン:3、その他各1) | エジプト、イラン、フィリピン、トルコ |
平成 21年度 | 7人(コートジボワール:5、メキシコ:2) | コートジボワール、メキシコ |
平成 20年度 | 4人(コートジボワール:2、ベネズエラ:2) | コートジボワール、ベネズエラ |
平成 19年度 | 8人(コートジボワール:3、インドネシア:4、ベネズエラ:1) | コートジボワール、インドネシア、ベネズエラ |
平成 18年度 | 6人(インドネシア:2、その他各1) | 中国、コートジボワール、インドネシア、サウジアラビア、タイ |
平成 17年度 | 8人(8ヶ国各1) | ブラジル、チリ、コートジボワール、インドネシア、キリバス、パキスタン、フィリピン、サウジアラビア |
平成 16年度 | 7人(7ヶ国各1) | ブラジル、中国、コートジボワール、インドネシア、パキスタン、サウジアラビア、タイ |
平成 15年度 | 6人(6ヶ国各1) | アゼルバイジャン、バーレーン、チリ、中国、インドネシア、サウジアラビア |
平成 14年度 | 8人(8ヶ国各1) | バーレーン、ブラジル、チリ、インドネシア、フィリピン、サウジアラビア、スリランカ、タイ |
平成 13年度 | 7人(7ヶ国各1) | タイ、フィリピン、トルコ、サウジアラビア、マーシャル諸島、エルサルヴァドル、ブラジル |
平成 12年度 | 6人(6ヶ国各1) | 中国、タイ、フィリピン、トルコ、インドネシア、サウジアラビア |
平成 11年度 | 6人(6ヶ国各1) | サウジアラビア、タイ、エジプト、トルコ、ブラジル、スリランカ |
平成 10年度 | 6人(6ヶ国各1) | チリ、サウジアラビア、モザンビーク、タイ、ベトナム、トルコ |
平成 9年度 | 7人(7ヶ国各1) | フィリピン、タイ、エジプト、サウジアラビア、トルコ、イラン、クウェート |
平成 8年度 | 8人(8ヶ国各1) | インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、トルコ、チリ、イラン、クウェート |
平成 7年度 | 7人(フィリピン:2、その他各1) | チリ、メキシコ、フィリピン、サウジアラビア、タイ、インドネシア |
平成 6年度 | 6人(6ヶ国各1) | 韓国、ポーランド、メキシコ、フィリピン、サウジアラビア、インドネシア |
平成 5年度 | 5人(5ヶ国各1) | 韓国、メキシコ、フィリピン、サウジアラビア、タイ |
平成 4年度 | 9人(9ヶ国各1) | 中国、フィリピン、インドネシア、マレーシア、クウェート、ブラジル、コロンビア、マダガスカル、セネガル |
平成 3年度 | 7人(7ヶ国各1) | 中国、韓国、タイ、エジプト、サウジアラビア、トルコ、コロンビア |
平成 2年度 | 8人(8ヶ国各1) | 中国、マレーシア、タイ、エジプト、サウジアラビア、トルコ、ブラジル、メキシコ |