閉鎖性海域の環境の保全と適正な利用をめざして 公益財団法人 国際エメックスセンター

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第3回エメックス会議

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会議名称
第3回世界閉鎖性海域環境保全会議(EMECS3)第7回ストックホルム・ウオーター・シンポジウム
テーマ
川から海へ 陸域活動、淡水、閉鎖性海域の相互作用を探る
開催日程
1997年8月11日(月)~8月14日(木)
開催場所
スウエーデン・ストックホルム市
主催
国際エメックスセンター

会議の概要

1997年8月11日(月)から14日(木)の4日間にわたり、スウエーデン・ストックホルム市において開催いたしました。今回の会議は1994年に設立された「国際エメックスセンター」が主催する初の国際会議となりました。
テーマは、「川から海へ 陸域活動、淡水、閉鎖性海域の相互作用を探る」で、80ヶ国、1,000名の参加がありました。陸から海に流入する栄養物質や有害汚染物質の運搬役としての淡水の役割、土地利用と水質との関係などについて、淡水分野、海洋分野の各研究者、行政的立場、NGO団体が専門分野の垣根を越えて議論することで互いの連携を促進しました。同時に世界各地の沿岸海域の類似点と相違点について考え、世界の環境保全に向けて総合的な推進を図ることができました。
会議は、世界を代表する閉鎖性海域(瀬戸内海、チェサピーク湾、バルト海、黒海)のケーススタディが全体会議で行われ、また、各研究者による発表、討論は、37ヶ国約165人が5部門12分科会に分かれて行いました。うち日本からの発表者は25人でした。 ポスターセッションでは、8ヶ国72件が選定され、日本からは16件が発表しました。 この会議の成果として、ストックホルム宣言が採択されました。この宣言では、汚染負荷の減少をめざし①総合的なアプローチの追求、②正しい理解、③積極的な対話、④広域で考え地域に根ざした行動の4つの原則を勧告しました。

集合写真

会議資料等

エメックス会議 要旨(英文)